関心領域

映画ドラマ

慣れるのだろうか

前から気になっていた『関心領域』の映画を観に行った。
ホロコーストの隣に住んでいるという設定なのだが
正直観ていて退屈だった。前半は起伏も何もなく
ただ平和な日常が延々と描かれている、そんな
映画だった。たまに悲鳴や子供の叫び声や銃の音が聞こえし
煙も見える。
ただユダヤ人から奪ってきたものを平気で
当たり前のように自分の物にするのはかなり嫌悪した。
それがいつもやっているようで何の疑いもなく
(罪悪感も何もなく)やっているのが気味が悪かった。

途中母親の祖母が家に住むようになるのだが
一日で居なくなる。それは普通の感覚なのだろう。
ユダヤ人が住んでいた家のカーテンが欲しかったと言ってたのは
呆れた。だが煙と真夜中の悲鳴や叫び声が気になって
出ていったのは正解だろう。
あの家に住んでいたら何かしらの健康被害がある。

映画を観ているときは退屈で早く終わらないかなと思っていたけれど
映画が終わった後なぜかもやもやした。
このもやもやはなんなのかと考えたら”お前たちも無関心だ”と
言われているような気がした。近くにいようが遠くにいようが
何もせず何も考えずにいるのは無関心だと咎められているようだった。

私は戦争反対派だ。子供に徴兵や戦争に行くことはやめてほしいと
言ってある。例え戦争になっても、非国民と言われようが何をされようが
行ってはだめだ。
政府は改憲など言っているが戦争がどういうものなのか
よくわかっていない。戦争を体験はしていないが過去の文献や本を
読めばわかるだろう。自分たちは戦争に行かなくてもよいと
思っている。

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