ブラック・ドック

動物と人間は対等なのか?

内容
ひと月ほど前に北極圏のロッジで
惨殺事件が起きた。

感想
プロローグでの<DOG>とJJの議論では
私も<DOG>を論破することは難しいだろうなと
思った。たぶん<DOG>は自分たちは正しいと
いう結果に持っていく。種差別をやめろなど
行き着くところまで行ったら人間の生活ができなくなる。
本当にそのことが正しいと思っているのだろうか。

最近クマがニュースに上がってきている。
食べ物の不足で住宅地まで来て、柿の実や
家の中まで入ってきて食べ物を食べる。
クマが人間に対して恐怖心からかどうしてかは
わからないが、人間を襲って怪我をさせたり
最悪は亡くなったりする。
人間に危害を加える動物はやっぱり殺さないと
行けないと思う。身を守るためにはそれしか
方法はない。
本来なら山にクマが食べるだけのものが
あれば、住宅地にまでクマは降りてこない。
クマと人間と共存していくのが望ましいが
これだけクマの被害が出ていると身を守るためには
仕方がないことだと思う。
でもこれが<DOG>の”種差別をやめろ”ということなら
人間はクマに襲われても何もしないということに
なるのだろうか。現実的にありえない。

アヌビスの子犬工場はえぐかった。
こういう品種改良の繁殖は絶対にだめだ。
なぜ野良や譲渡会などを利用してペットを飼わないのだろう。
わざわざペットショップに行き、何十万もする
犬や猫を飼うのか不思議だ。病気や血統のこともあるけれど
世の中に犬猫がごまんといるのに。

私はもうペットは飼わないと決めている。
最後まで看取るのはショックが大きすぎて
立ち直るまでに長く時間がかかったし、
ペットロスになるのは嫌だ。

この作者の本は何冊も読んでいるが、今回も
一気読み。特に後半はドキドキしっぱなしで
結構ページ数はあったがあっという間に読んでしまった。
やっぱり外れがない。
それにしても人が死にすぎる。いい人も悪い人も
ほとんど死んでしまった。

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