半暮刻

海斗は留まり続ける

内容
翔太と海斗は組み、カタラでトップテンまで
登りつめた。

感想
海斗は下手に頭がいいもんだから(そして海斗自身も頭が
いいのをわかっている)卒なくなんでもこなし
他人から自分がどう見られるのかもわかっているし
自分の思い通りに他人を動かせることも知っている。
だから半ぐれやヤクザと渡り合っている。
危機感すらない。半ぐれやヤクザを逆に使ってやろうと
いうぐらいだ。そんな海斗だから自滅していく。

カタラの逮捕劇が終わった後は翔太と海斗は対照的だった。
世間でいえば上は海斗で下は翔太。
だが本当の幸せって何だろうと思ったときに
やっぱり翔太が幸せだと思った。
毎日ギスギスして誰を蹴落とすか、誰から金をせしめるか
誰に金を渡せばうまくいくかずっと考えているよりは
翔太のように毎日あくせく仕事をして家に帰れば
奥さんと可愛い子供がいる。翔太のほうがずっと幸せだ。

下手に頭がいいと何でも出来ちゃうから困ったものだ。
物事に対して駆け引きや相手の心理までわかるから
相手をしていると疲れる。

翔太が有紀の影響で本にハマる。外国文学だ。
そういえば私は外国文学をあまり読んだことがない。
だが翔太が「目が覚めるほど面白かった」とあるから
そんなに面白いなら読んでみようと興味をそそられる。
まずは『脂肪の塊』から読んでみようかな。

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