「東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった!」

本を買ってしまった

内容
日本の経済、世界の経済との関係を分かりやすく解説。

感想
経済関係の本を何冊か読んだ。だが難解なものは避けていて
日本の経済がどういう風に機能しているのか、知らなかった。
おまけに間違った知識を持っていたので、そのことを知ったときは
びっくりし、この年齢にもなって知らないとは少し恥ずかしいと思った。
例えば「税金で国が運営されている」とずっと誤解していた。
このことを知っただけでも消費税を上げるのではなく、下げるもしくは
失くしてもよいという考えが出てくる。
この本は分かりやすく書いてあるが、それでも私の頭では理解できない
ところが何か所かあった。自分でも情けなくなるくらい理解できないときが
ある。

「CHAPTER7課題と未来」の中の「4理想の主義ってなに?」で
私は資本主義か社会主義か境界線がはっきりしているものかと思っていたが
そうではなく、いいとこどりでいいし、日本も資本主義寄りっていうのも
腑に落ちた。結局は持続可能な社会であればどの主義でもいいのだ。

「格差拡大と持続可能性」の中で”『暴力と不平等の人類史』の著者である
スタンフォード大学教授のウォルター・シャイデル氏は、歴史的に不平等を
是正してきた出来事は、「革命・戦争・崩壊・疫病」の4つだけであることを
明らかにし、今後の世界に警鐘を鳴らしました。”
不平等が是正されるのは、いいことだけど、この4つのことが起これば、
そのために亡くなる人が必ず出てくる。今の日本はこの4つの中では疫病の確率が
一番高い。私が生きているうちは革命も戦争も崩壊もないと思っている。
でももしそういうことが起きて、当事者になってしまったらと想像したら、
怖くなった。

今の日本の経済のシステムは完璧ではないが、平和だしインフラも整っているし、
モノや食べ物や住むところも足りているが、たくさんの問題もある。そのことを解決し、
今の生活を維持するにはどうしたらいいのか。
経済がどう機能しているか、それが少しでも理解できれば
日本や世界がどういう方向に向かえばよいのかが分かってくる。

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