ジョニ黒

誰が帰ってきたのか

内容
小学四年生のアキラの日々

感想
アキラは良い環境で生活しているとはいえない。
母親は毎回違う男を家に入れているし、子供には
無関心だ。それでもアキラは毎日楽しそうに
している。ハーフのモリシゲのおかげか。
モリシゲもなかなかの環境。モリシゲの母親も
アメリカ海軍の男に入れ上げている。
二人とも似たような環境だからか馬が合う。
ふざけ合う二人を見ていると友達がいてよかったかもと
思ってしまう。
最後に日出男かモリシゲかそれとも別の誰かがアキラの元に
帰ってきたがそれは誰だったか。日出男でもモリシゲでも
それとも二人とも帰ってきた方がいい。
アキラには二人とも必要だから。

永井みみの作品は二作目だがどちらの本を読んでも
昭和臭い、泥臭い感じがする。ケン坊のような男か
女かわからないようなスナック?のママが登場するのも
モリシゲの祖父のうざったい町会長が登場するのもいい味を出していて
私は好きだ。この本の舞台は横浜なのだがおしゃれのかけらも
ない。

ジョニ黒はお酒の名前らしいけどどんなものかも知らない。
お酒を飲まない私にはわからない。ジョニ黒ジョニ赤を
飲めばもっと作品のイメージが沸くのかもしれない。

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