山の上の家事学校

誰のための家事?

内容
四十三歳の幸彦は離婚し、一人暮らしを再開してから
一年経っていた。

感想
私ぐらいの世代だと既婚者のほとんどが
家事は女の人の担当になっていると思う。
私の家もほとんど料理、掃除は私がやっている。
夫がやっているのはゴミ出し、洗濯は出来る時は
やってもらっている。
本当は料理も掃除もやってほしいけど、気が向いた
(一年に一回ぐらい)しかやらない。
たまに私が病気か何かで家を長期間空けるようになったら
どうするんだろうと考えてしまう。

同じように義理の両親のところも義理母が家事はほとんど
している。今のところ二人とも元気だが老齢だから
いつ何が起こるか(老齢だからというわけでもないがリスクは高い)
わからない。もし義理父が倒れて義理母が面倒を見るなり
義理母が一人暮らしになってもたぶん不自由はない。
問題は義理母が倒れたり、義理母が居なくなった場合は
大変だ。義理父は家事のほとんどを義理母に任せっきりで
やらない。そうなった場合どうするのか。夫にどうするかと
聞いても父親は家事は絶対やらないと言い張るばかりで何も手を
打ってない。私は義理の両親と会えば義理父に家事も少しづつ
やらないと大変なことになるし、私は手伝わないよと釘をさしているけれど
家事をやっている気配はない。
近くに家事学校があれば夫や義理父に勧める。

この本を読んでいると自分がやっている家事はまだまだ完璧では
ないなと感じる。毎日料理や洗濯はやっても、できることしか
やっていない。でもこれでも結婚前と比べればやっているほうだ。
結婚する前は一人暮らしで自分の手の届くところにいるものを
全て置き、掃除も一か月に一回ぐらい、料理もせずスーパーでの
総菜ばかりだった。でも家族が出来て、整理整頓して掃除も料理も
しなきゃいけないと目覚めた。

家事学校の話だけれど、家事だけじゃなくて夫婦間や親子間の
問題が大きい。家事を通して家事をやってもらっている人を
慮るとかそういうことだと思う。家事をしてもらって当たり前と
思っているようじゃだめだ。そう考えるとこの本を子供にも読んでもらいたい。

楽天Kobo電子書籍ストア
¥1,760 (2024/07/22 09:00時点 | 楽天市場調べ)
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました