その狭い待合室での出来事。年齢50ぐらいの女性が
奥の椅子に座ろうとしたところ、小さい子供が
通路の真ん中に少し(ほんの何秒)いたため
通れなくなった。その時の女性の表情。
口をへの字に曲げて(女性はマスクをしてなかったので
表情がよくわかった)露骨に嫌な顔をした。
私はその表情をみて、そんなささいなことで
嫌な顔をして幸せが逃げるよとつい思ってしまった。
ささいなことでそんな表情を見せるのだから
きっと色んなところでそういう表情を簡単に見せるのだろう。
家族や仕事場で不平不満を常に言っているように思える。
その女性がその時どういう気持ちなのかは(例えばお腹が
減っているとか更年期でいらいらしているとか)わからないが
見た私はあまりいい気分はしなかった。
小さい子供が故意に通せんぼするわけはないのだから
それぐらい大目に見てやればいいのに。
たぶん精神的余裕がない女性だったのかもしれない。
いつも笑っていればいいのだけれど、人間だから
そういうわけにもいかない。更年期の時には
常にいらいらがピークに達して、少しのきっかけで
爆発していた。今も更年期だけれど、いらいらのピークは
過ぎた。今はなぜあんなに怒っていたのか。
精神的にも家族にも良くなかった。
50代に入り人生の後半に来ているのでなるべくストレスなく
笑って過ごしたい。ささいなことでも寛容になれるぐらい
達観したい。