絶対無理だと思っていたけれど
私にも80歳、70歳代の義理の父母がいる。
この年代になるどこどこの誰誰が病気になったとか
認知症になって介護をしているとかの話になってしまう。
その時私は義理の父母の介護はしないと言い切った。
実際問題私には絶対無理だ。同居はしてないが
近くに住んでいる為、いつでも行き来はできる。
だがもし介護が必要になるとなったら想像しただけでも
ぞっとしてしまう。多分夫には義理の父母は頼らないと
思うけれど(性格的に)でも頼ってもらわないと困る。
私は介護には全くかかわりを持たないと決めているのだから。
私がこれほどまでに介護を拒否するのには母親と祖母を
介護した経験があるからだ。介護というほどのことは
やってないが、それでも大変だった。
私が若かったせいで気もきかず、何もわからず、母親も祖母も
なんて奴だと思っていただろう。
自分の家族も満足に介護できずになぜ他人の義理の父母を
介護しなければならないのか。どうしてもその気持ちが湧いてくる。
でもこの本を読んでいるとずっと一緒にいるとか、献身的じゃないと駄目という
固定観念がなくなった。
弱音を吐いてもいいし、義理の父母の悪口だっていってもいい。
だって人間だからしょうがない。
みんなこんなことを思って介護しているのだなと
正直ほっとした。もしかしたらこんな関わり方だったら
介護も前向きに考えられる。
でも私が主で動くのではなく、夫が主に動いてもらいたい。
老人になると身体も動かないようになるがそれよりも
精神面でも面倒くさい性格になるらしい。
私も親戚のおばさんに会った早々すごい嫌味を言われて
(頭で思ったことを何も考えず口から出てしまったと思う)
もうその親戚のおばさんとは一切こちらからは会ってない。
会いたくもない。その時は思わず(口には出さなかったが)
ボケたのかと本気で思った。でも老人になるとそういうことが
当たり前になってくるのだとわかった。
それでも私は親戚のおばさんに言われた嫌味は一生忘れないだろう。
もし親戚のおばさんが亡くなっても通夜にも葬式にも何とか理由を
つけて行かないようにする。それくらい根深い。
介護はなぜか嫁の仕事だと思っている人が多いがとんでもない。
自分の親は自分で看てほしい。外部委託するのも依頼するのも
実子がやってほしい。世の中の男は嫁に頼りすぎ。