チャンバラ

名を馳せただけのことはある

内容
宮本武蔵の戦いを描く

感想
『チャンバラ』と題名にあるから時代劇の話かと思ったら
そうではなかった。宮本武蔵の戦いを描いた小説だった。
宮本武蔵といえば五輪書だ。解説本を読んだことはあるのだが
宮本武蔵がなぜこんなに有名になったのか、どんな戦いをしたのかを
知らなかった。
この本を読むと誰と戦ったのか、勝つためにどのような戦いを
するのかシュミレーションをして下準備をする。
そして戦っている間も常に頭を回転させて、
いかに自分が不利になろうともどう打開するかを考えている。
五輪書では何としても勝つと書かれていて今の時代なら
あまり賛成できない考え方だが、もし宮本武蔵の生きている時代なら
当たり前の考え方かもしれない。もし負ければ身体が不自由になるか
死ぬしかないのだから。

戦いの場面になるとまるで映像を見ているようにスピード感があり
読む手が止まらなくなった。スピード感がありながら
ストップモーションを見ているような細部まで見て取れる。
映像だったら動作が速くて見えないけれど、文章だとわかる。
こういうところは文字の利点だなと気が付いた。

”七 宮本武蔵と吉岡一門”はすごかった。一人で百人斬りって
ありえない。どんなに準備をしていても考えても絶対どこかで
斬られるだろうと思うのだが、それを遣って退けた。
数を数えながら斬っているから、読んでいる私まであと何人と
宮本武蔵に同化してしまった。おそるべし。

この本を読んだら他の宮本武蔵の関連本を読みたくなった。
前から気になっていた漫画の『バカボンド』をこのさいだから
読んでみようと思った。一度ブックオフに行って買おうと思ったのだが
なぜか一巻だけなく断念した。今度行ったらあるかな。

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