神去なあなあ日常

なあなあ

内容
平野勇気は担任の先生に勝手に
就職先を決められてしまう

感想
林業って大変な仕事だと思う。体力はいるし
高所恐怖症だと無理だし、山には熊や
ヒルや危険な生物がいっぱいいるし
怪我をする時や下手をすれば
亡くなる時だってある。
おまけに斜陽産業だから右肩上がりの
仕事ではない。だが山を管理していないと
雪崩があったり土砂崩れがあったり
山火事などあったらあっという間に
燃え広がる。林業って大変な仕事だけれど
必要な仕事だとよくわかった。
平野勇気は最初は神去村を逃げようとしていたけれど
山の魅力に憑りつかれている。
人には向き不向きがあるけれどきっと勇気は
林業に向いていたのだと思う。

私も三重生まれだからなあなあ(ゆっくり行こう、
まあ落ち着けなどケセラセラみたいな意味かな)な時が多い。
だがそのなあなあがゆるすぎて嫌だという人もいる。
某隣の県もそのゆるさが嫌だと聞いたことがある。
だが焦ってもなにもできない時やどうしようもない時こそ
なあなあ精神だ。そうしていれば時間が解決する。

村だから人と人との距離が恐ろしいほど近い。
そのせいで鬱陶しい時だってある。だが田舎だからこそ
人と人が助け合わないことが多い。何もないから
一人では何もできない。
人の干渉が嫌なら田舎には住んではいけないのが
この本を読んでいてよくわかった。

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