誰も戦争を教えてくれなかった

これからもし戦争が起こるとしたら

内容
戦争博物館を通し、平和の時代からの戦争を考える

感想
”戦争を次世代に伝える”とは、とても難しいことだ。
戦争での個人的な体験で思ったことや考えたこと、
国の政策によって戦争の行く末が決められたこと、
それらのことについて皆それぞれの考えがある。皆が同一の
方向で考えるのは無理がある。
だから戦争博物館を次世代のためにあるのだったら
事実だけを残せばいい。物を作ると作った人の主観や
意向がどうしても出てしまう。そういうのは一切抜きで事実だけを
残すのは難しいのだろうか。戦争だからと包み隠すのではなく
グロテスクな映像や画像があるが真実の姿ならばそれも見せるべきだ。

戦争を体験したことのない人たち(ある程度の高齢者を除いてほとんどだろう)は
戦争を知らない。最近ではウクライナとロシアの戦争が起こったことで
戦争がどんなに悲惨なものか体験ではないが、ある程度は認識できたのだと思う。
本の中ではこれからの戦争はサイバー戦争となり、多くの人命は亡くならないように
なるとあった。
だがウクライナやロシアのような戦争になって、多くの人が亡くなり怪我をしたり、
普通の生活ができなくなる。やはりこういう戦争はまだまだ起こるのではないか。

古市憲寿はテレビで見たことはあったが、初めて本を読んだ。
テレビと同様に上から目線だった。
でも、本自体は面白かった。この人なりの考えや私には考えが思いつかないことや
戦争博物館の情報もよかった。第二弾が出るなら読んでみたい。

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