タヌキのケーキといえば、昭和の世代の人ならわかると思う。
バタークリームにチョコがコーティングしてある
タヌキの形をしたケーキだ。
昔はケーキ屋さんに売ってたのだが、今はあまり見ない。
今ケーキ屋さんに行けば小洒落たケーキばかりでタヌキのケーキは
見ない。そうなるとタヌキのケーキを作っている店を探さなければ
いけない。タヌキのケーキのことばかり思っていたら、どうしても
食べたくなり、富山でも作っている店を探した。
入善に作っているところがあり、そこまで買いに行った。
早速手に入った、タヌキのケーキを写真に収め、食べてみて
やはり懐かしかった。おいしさもあったが懐かしさのほうが
強かった。形の愛らしい、バタークリームのしつこさもよかった。
昭和の世代の私にはやっぱりこの味じゃなくっちゃと思っていたが、
子供はそうではなかった。一口食べて、美味しくない。
なんてことだ。今の子供はこのおいしさがわからないとは!
乳脂肪分が高い生クリームしか食べたことのない子供は
バタークリームのおいしさがわからない。
確かに生クリームと比べたらバタークリームはしつこいし、
後味も残る。でもそこがおいしいところなんだが。
今の子供は贅沢舌なのねと痛感した出来事でした。