まだその先がある
著者が80代、90代だが50代の私には身に沁みた。
膝が痛い、腰が痛い、老眼で見えにくい
物事が覚えられない、すぐ忘れるなどなど。
当たり前だが老化は始まっている。
40代は老化が初期でたいして気にはなってなかったが
50代になった現在進行形では困ることが多くなった。
意識して懸命に覚えないと大切なことが
覚えられない。もしかして認知症かと思うこともしばしば。
60代と一緒に仕事をしている人を見ていると
自分もいつかはこうなるのではないかと内心ひやしやしている。
その人の持って生まれた性格かそれとも老いなのか。
とにかく思ったことをすぐ口にしてしまう。
相手がこういうことを言ったらどう思うのかということを
考えない。おまけに仕事も遅いからどうしようもない。
相手のことを考えられなくなっている時点で脳の老化は
はじまっているそうだ。(何かの本で読んだ)
そういえば親戚のおばさんも今まで相手に気が使えてたのに
それがなくなった。もう80代だから完全な老化だ。
もしかしたら認知症に近いのかもしれない。
『若さを失って得られる<老いの果実>』を読んだ時は
なるほどと思えた。老いの先に見えるものがあるというの
まだまだ体験していないことがあるということか?
死の影がちらついたらまた考え方も違ってくるのだろうか。
50代はまだ若いと人によっては思っているようだが
私はそうは思わない。いつ何があっても不思議ではない年代に
なったのだなとしみじみ感じた。