玩具修理者

グロすぎる

内容
「玩具修理者」「酔歩する男」の短編集

感想

「玩具修理者」
グロすぎた。読み進めるほどに、想像すると
気分が悪くなるほどだ。道雄の解体するところは
臭いまで漂ってきそう。
でも歩道橋の階段から落ちた後は”わたし”は
肉塊や汁が出てきてる時点で気を失ったり
倒れたりすると思う。そんなに長く歩いていられるのか
疑問に思ったりするけど、そこは小説だから。
玩具修理者は出来の悪いドラえもんみたいだ。
いちいちリクエストしないと人間の成長のように
やってくれない。人間の成長にどういうことが必要で
どうなっていくのかがわからないのかも。
もしかすると玩具修理者は人間ではなく機械なのかもしれない。

「酔歩する男」
読んでいるとまさに自分が酔っているように思える。
時間が戻ったり進んだりして今どこにいるのかがわからなくなってくる。
記憶障害で済めばこんな気持ちの悪さはない。
血沼の妄想なのか理論なのかを理解しようと
すればするほどわからなくなり、自分も時間の中を
彷徨うようで、めまいのような気持ち悪さだ。
小竹田はずっと時間の中を彷徨い、抜け出せない。
それにしても手児奈は何だったのだろう。
最後の最後で出てくる手児奈。
小武田のタイムトラベルと関係があるのだろうか。

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