おひとり様じゃなくても
将来なんて何が起こるかまったくわからない。
予期しなかったことが起こる。
まさか自分にこんなことが起こるなんてということが
起こる。
今まで平穏無事でいられたのに。それがあっという間に
生活が変わってしまう。
私も今までで、何度もそういうことがあった。
自分で決めたこともあったし、周りが変わりその流れに
ついていけなくてどうしようもない時もあった。
だからいつも平穏無事で居られるときもあれば
そうじゃない時もあると思うようになった。
だから今からの将来も何が起こるかわからない。
主人公の駒田世津子のようにある時突然病気になって
（突然病気になるのではなく、症状は出ていたのだが
本人が気が付かないだけだと思うけど）
重症になってしまう。
脳梗塞や寝たきりになったら嫌だなと思うけど
何十年も健康でいれる人はすごいと思う。
健康のために体をメンテナンスする人は多いけど
不老不死ではない。むしろ何十年も使ってきたのだから
どこか悪いのは当たり前じゃないか。
でも駒田世津子のように意識はあるのに寝たきりになるのは
嫌だな。寝たきりで放置されるのは辛いどころの話ではない。
老人ホームに入るのも地獄の沙汰も金次第なのか
将来のことを考えるとため息が出る。
最後に『真梨幸子流 おひとり様終活ノート』がついていて
おもわず笑ってしまった。
本当は笑いごとではないのだけれど。
私もきっと作っていけないといけないのだろうけど
まだ終活ノートを作っていない。おひとり様じゃなくても
終活ノートは作っておかないとあとを始末する家族が
大変だと思う。本気で終活ノートのことは考えないとだめだな。
