「戦争と外交の世界史」

人選と運

内容
「戦争は政治的手段とは異なる手段をもって継続される政治にほかならない」
『戦争論』

感想
国家と宗教は切り離せないものだということがわかる。
キリスト教を国教にしたり、国家が宗教を利用したりしている。
宗教があれば、同じ教えを信じているのだから国家は統治しやすのではないかと
単純に考えてしまった。でも元は同じ宗教でもだんだん違う宗教に派生したものが
沢山あってみんなが同じ考えというのは安直な考えだ。
それを思うと国を統治することは独裁者なら自分の好き勝手にすればいいが、
みんなの意見を聞き入れ、(その意見の中には突拍子もないことを言い出す人も
いるだろう。その取捨選択をしながら、自分の意見も入れつつ)まとめるのは気が遠くなるほど大変だ。

学生の頃、政治家は国を動かしているのだから頭脳明晰で清廉潔白な人が
やっているのだから政治も完璧だとなぜか思っていた。でも自分が大人になって
日本の政治やこの本を読むと、頭脳明晰でも清廉潔白な人が自分が思っていたよりも
いない。だから戦争もしてしまったのかと理解できた。
それに政治も国民が総意するほどの政治はまだまだ出来ていない。
国民が総意するほどの政治をするためには、国を統治する人を選ぶことが大事だ。
国を統治する人を選ぶには、頭を切れるのはもちろん、自国と他国を
win-winの関係を考えができる人、そしていつも世界平和を考えている人が最低でも
必須な条件ではないだろうか。

もし早く日本が無条件降伏をしていたら、原子爆弾が投下はされなかった
ということが凄く印象に残った。原子爆弾は投下されて、人々は亡くなり
悲惨な場所となったが、もし原子爆弾が投下されなかったらどうなっていただろう。
もしも時間が遡って、自分に国を動かす力があるならば、日本に無条件降伏を
すぐするだろう。

学生のころ世界史を勉強しただろうか。私にはほとんど記憶がない。
いかに勉強していなかったのか今になってよくわかる。もっと学生の
時に、必死に勉強していれば、良かった。
もう少し世界史について勉強する必要がある。
世界史の全体のことがわかる本を次に読みたい。そうすればこの本も
もっと理解できるのではないか。

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