次男の長女が大活躍
じい散歩の続編。
新平は朝の日課を増やし、90歳を過ぎた。
妻の英子は認知症で新平は訪問介護や
ヘルパーの手を借りて介護をやっている。
長男、三男一緒に住んでいながら母親の介護には
あまり手を貸さない。長男は引きこもりだし、
三男は会社経営をしているがいつも火の車で
お金の事しか考えてない。
だが次男の長女の建二(ニューハーフ?)は一番に
母親のことを気にかけてくれる。
もしかして新平に一番にかわいがったのは
建二ではなかった。民謡の合いの手もいれてくれるし
若い頃の新平の靴下も脱がしてくれるし、
介護の必要になった母親のことも気にかけているし
新平を旅行にも連れて行く。
次男の長女だからやたらと気が付くのか。
そう思うと一番の親孝行は建二なのでは?
そういえば兄妹の中で真ん中の子って要領がいい。
親に対しても何でも気が付くし、機転も利くような気がする。
その分わがままだったり、自分の意見を曲げなかったりするけど。
三男の雄三はひどい。資金繰りが苦しくなって
親戚の人にまでお金を借りようとしているとは!
呆れてモノが言えない。私自身がお金の問題で
大変な目にあったので、家族にこういう人がいると
本当に腹が立つ。もういい大人なんだから
もっとしっかりしろよと言いたい。
90歳になったらいくら体を鍛えてても足腰が弱っていくんだなと
思った。鍛えてないよりは鍛えたほうがいいけれど
若いときのようにはならない。この本を読んで実感した。