黒猫と語らう四人のイリュージョニスト

ポオの『黒猫』読んでしまった

エドガー・アラン・ポオの名前は知っているけど
作品は読んだことがなかった。いつかは読みたいと
思っていたけれど、この本の主人公の名前と同じ
『黒猫』を読んだ。なんとも残虐的で猫好きな私は
なんともいえない気持ちになった。

美学の専攻ってどんなこと教えるんだろう?
まず美学とは何か?突き詰めればどんなことでも
学問になるとはいえるけどでも美学って漠然としていて
他の人に説明するのは難しい。
例えば謎解きするときもスマートにとか?
何をもってスマートっていうかも難しいけど。
エドガー・アラン・ポオにどの話も関連づけるけれど
もしポオじゃなかったらなんて思ってしまう。
ほかの作品だったらどれがしっくりくるのだろう。
でも作者がポオ好きだからポオに関連づけるんだろうな。
なんとなくもやっとするような、靄にまかれるような
読み心地だった。
すきっと解決するのではなく、(証明することに意味はないって
言っているからだろうけど)なんとなくっていうのが
いいのだろう。
黒猫とわたしの関係もふんわりして、他人にはわからないやりとりで
この関係性ってどうなのって思った。
どうにもこうにもはっきりしない。それでも黒猫とわたしにとっては
分かり合えるのだろうな。私だったら無理な関係だ。

雰囲気で読む本みたいだった。嫌いではない。

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