複雑すぎる
内容
ヨーロッパ、中東、インド、中国に分け、年表を
使わず、分かりやすく世界史を解説
感想
何冊か世界史に関する本を読んだが、世界史の全体の流れが
よくわかってなくて、結局森が見えず、木ばっかり見ている
状態だった。素人にもわかりやすく、ある程度の全体が見れる
世界史の本を探していて、見つけたのがこの本だった。
この本に載っているように世界が今のように比較的平和で(ロシアと
ウクライナをはじめ、解決していない問題は多々あるけれど)
経済も安定して(今でも安定していない国もたくさんあるが)
それまでにいろいろな戦争や土地の争いなどがあるのがよくわかった。
意外にアメリカが大国なのに、ヨーロッパや中国のように古くから
ある国ではないことに驚いた。アメリカが大国に躍り出たのは
お金持ちだったからだ。例えばドーズ案では
”アメリカは、そのお金をドイツへの融資に回すと、アメリカ発の資金が
回りまわって賠償金の返済や借金の返済にあてられ、どの国にとっても
好循環になります。”
この案だけみるとお金持ちだからできることだけれども、お金の使い方が
上手だ。三方よしだと思う。
世界史を学ぶということはこれからの世界や日本でどういう立場で外交や
他国との経済の関わり方や平和維持をどうして持続していくかなどを
過去の歴史から学ぶことだと思う。
歴史から失敗したことは二度としない。戦争や原爆や核戦争をしたら
どうなるのか。考えなくてもわかるだろ。
この本で「一度読んだら絶対忘れない」とあるが、頭がよろしくない
私は一度読んでも忘れてしまう。そもそも、理解しているのかと
自分で突っ込みたいぐらい忘れる。だから、あと、最低5回ぐらいは
読まないときっと理解も覚えもないだろう。年齢のせいにはしたくないが
”寄る年波には勝てぬ”だろうか。