時空に棄てられて女 乱歩と正史の幻影奇譚

読んだのに覚えていない

内容
江戸川乱歩と横溝正史、二大巨頭の
前に現れた美しい女が殺された

感想
江戸川乱歩は小学生、中学生の時に好んで読んだ
覚えはあったが内容は全く覚えていない。
こんなに忘れているなんてちょっとショックだ。
横溝正史は読んだことはなかったが映画で
金田一耕助が活躍するのは知っている。
その二人が師弟関係までもいかないまでも知り合いとは
驚いた。
おまけに江戸川乱歩が男色に興味があるとは。
なんとなくそれは想像できるが。

途中から半分ぐらいは推理ができた。
犯人についてのヒントが繰り返し出てきて
初めは気が付かなかったが駄目押しかと思うくらい
出ていた。話も犯人あてもうまく纏まっていて
読んだ後は推理小説特有のすっきり感があった。
ただ和真がどの時代にいて、誰に相談したのか気になる。
これってもしかして続きがあるのかそれとも
その前の話があるのではないかと勘ぐってしまう。
犯人についてはすっきりしたが和真については
すっきりしない。なんだかもやっと感が残る。

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