最後まで気が抜けない
内容
鑓水七雄と繁藤修司の小さな興信所に
意外な人物から依頼が来た。
感想
初めて読む作家さんでそんなに期待はしてなかったが
面白かった。「相棒」などの脚本家を書いていたとあったが
なるほどと思った。これは映画やドラマ化したら
いいなと感じたが、誰がどの役をやるかでおもしろさが
違ってくる。
鑓水七雄と繁藤修司と相馬亮介のシリーズものがあるのを
途中から気が付いた。シリーズものを知っていれば
最初のシリーズから読んだのにと後悔した。
話が最後まで気が抜けなくて、ドキドキしながら読んだ。
鑓水が半田に捕まった時にもとうとう捕まったのかと
思ったが、それが計算づくだったとは。
最後は勧善懲悪でスッキリできた。
戦争体験も描かれているが、読んでいて胸が締め付けられる
ようだった。もし、戦争時に真実を報道していて
くれていたら東京大空襲で多大にな犠牲者を
出さずに済んだかもしれない。
戦争体験を読んでいると二度と戦争をやってはいけないと
改めて思う。戦争をするということは今の平和な生活が
なくなる。自分の子供にもその子孫にもそういう体験は
してほしくない。
今戦争をしている国にも今すぐ戦争をやめて、
平和的解決をするべきだ。