”書く仕事がしたい”人へ叱咤激励してくれる本
内容
ライターとしての著者が経験したこと、考えたことについて余すことなく
読者に伝える。
感想
著者の経験を読んでみると、私なんかの素人がちょこっとブログを
書いたぐらいですぐに誰かに読んでもらおうと思うこと自体がおこがましいと
反省した。まるで”あんたそれだけの数しか書いていないの?、どんな人をターゲットに?
文章を書く目的は?下調べや本の読み込みも構成も何も考えてない、
編集者の直し以前のへたくそな文章、そんな文章誰が読んでくれるのよ!!と
言われているようで(実際にはそんなこと書いてはないが)それぐらいショックだった。
でもそれらのことを実行すれば今よりはましな文章になるのではないかと
希望的観測を持ってしまう。
初心者の私が一番これは!と思ったのは(ほとんどブログをPV数が0に近いので)
”平均点以上の原稿を書く2つの鉄則”
①文章を短くする。
②前後の因果関係をはっきりさせて書く。
この2つが出来ているかと言われると出来ていない。どうしても長々文章を書いてしまっている。②前後の因果関係も文章がちぐはぐで読み返してみるとおかしな文章になっている。
やっぱりこういうことが出来てないということは文章講座やライター講座に通って
学んだほうがよいのかも。
この本は他にも参考になることがたくさん載っている。”書く仕事がしたい”人もそれ以外の
人も読んだらライターの裏側も覗けるので面白く読める。フリーのライターってこんなこともあんなこともして仕事を途切らせないようにしているのだなと感心する。他の仕事にも参考になりそう。
それにしても、いろんな本は読めるのにいざ自分が文章を書こうかと思うとこんなに
難しいのか、書くことが出来ないのか不思議に思う。“書く”ということは脳が読むとは
違うところを使うのかもしれない。もっと書くことをトレーニングしないとみんなに読んでもらう文章は書けない。練習あるのみ。