生きる読書

仕事柄とはいえ羨ましい

群ようこがとんでもない積読家だとは思わなかった。
小説家だから必要な本(資料などなど)は手元に
置きたいと思っていたがこんなにも本を買っているとは!
おまけに読むよりスピードより買う本のほうが多い。
私からみれば何とも羨ましいかぎり。
私は資金があまりないから図書館でお世話になって、
どうしても手元に置きたい、もしくはもう一度読みたいと
思ったら買うようにしている。本当は本屋さんで欲しい本を
群ようこのように次から次に買って積んでおきたい。
それなら本屋さんにも貢献できるし、自分も満足する。
それに本を買うのなら紙のほうが私には向いている。
ただ、紙の本となるとスペースの問題も出てくる。
我が家は広いがなんせ古い。本棚を設置し、
本を大量に保管するとなるといつ床が抜けるか
わからない。そう思うとなかなか大量の積読するのも怖くて
出来ない。

この本は群ようこの解説も載っている。その中で
私が読みたいと思ったのが『グーグーだって猫である』と
『夢渦巻』だ。
『グーグーだって猫である』は猫を飼っていたので猫の話はたまらない。
猫と一緒にいる日常がいい。猫の本を読むと自分が満たされるのが
わかる。
『夢渦巻』は田辺聖子作なのであのさばさばしたなんとも言えない
キャラクターが出てくると思うとわくわくする。
今の年代にぴったりな小説なのかなと思う。
群ようこが書いていたように甘ったる恋愛小説ではなく
小さな幸せを大事にしようとしているのがいい。
これぐらいあっさりしていないと私には胸やけをおこしそうだ。

群ようこの小説も読んでみたい。エッセイでこれだけ面白いのだから
小説はもっと面白いと思う。今の私の年齢と群ようこのこの本を書いた時の
年齢は十歳以上は離れているが親近感が沸く。
40歳以上女はみんな親近感が沸くんじゃないかな。

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