「死んだらどうなるのか? 死生観をめぐる6つの哲学」

自分の死生観は変わるか

内容
6つの死生観をめぐる。
1他の人間や動物に生まれ変わる
2別の世界で永遠に生き続ける
3すぐそばで子孫の命の中に生き続ける
4子孫の命の中に生き続ける
5自然の中に還る
6完全に消滅する

感想
自分の死生観はほぼ固まっている。でも、もしかしたら今の死生観を
変えるぐらいのことが自分はまだ知らないのかもしれないと思い、
この本を手に取ってみた。
1~4は宗教や昔からの慣習のようなことで残り5,6は哲学が入ってきて
途中までは理解できたが全部理解は出来なかった。
哲学は考えれば考えるほど難しい。そのことを証明しようとする事柄も理解が
出来てなかった。哲学がなぜこんなに難しいのか。そもそも哲学って
なぜあるのか。”なぜなぜ”がずっとあってこの疑問に答えを出すのは
わかりやすい哲学の本を読まなくては、自分は納得できない。
ということでまた積読が増えていく。

自分の死生観はほぼ5で90%そうだと思っている。残りが6の10%で
自然に還れば、そのうち完全に消滅するのではないのだろうかと思っている。
私の中では死んだら、天国や地獄や輪廻転生はない。
幽霊の話(怪談や妖怪)などは、いないと思っているが、その手の話は好きだ。
子供の頃はもちろん幽霊や妖怪はいると思っていた。たぶんゲゲゲの鬼太郎や
妖怪人間べムの影響が大きい。大人になればなるほど、不思議系はだんだん
卒業してしまった。不思議なことがあるのには原因がある。その種明かしが
わかってしまうと不思議だと思っていたことが分かってしまって急に
つまらなくなってしまう。
昔、道を歩いていた時に集団とすれ違った。その中の一人が
ここには来たことがないけど、この先の道筋はわかっているというような
ことを言っていた。その集団の他の人はすごいなど言っていたが、私からすれば
その言った人のことをまるまるなぜ信用できるのだろう?、何らかの証拠が
あるのだろうか、そちらのほうが不思議でならなかった。その集団が宗教的な
ものかなのかはわからないが他の人はその人のことを疑うことがないのか。
それともその場の同調圧力なのか。

結局自分の死生観は変わらなかったが、哲学とは何かという問いができた。
その問いの答えをさがすために、哲学書を読むという目的もできた。
本を読むとこういうことが起こる。別の目的で読んでいたのに
違う問題が出てきて、まったく知らないことのないジャンルの本を手に取ることに
なる。そうすると今まで知らなかったことを知ることになる。
それで読書の幅が広がっていけば、人間としての幅が広がっていくかも?

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