じい散歩

なんだかんだで幸せ

新平と妻の英子は二人合わせて177歳。3人の
息子がいるが誰も結婚していない。
結婚どころか長男の孝史は引きこもり、次男の
建二はニューハーフ(今はここら辺の線引きが難しい)
三男の雄三は一応会社を経営しているが火の車で
新平と英子に借金をしてなんとか自転車操業で
会社を回している。
妻の英子は年がら年中新平の浮気をしていると
疑っている。(新平にも前科あり)
でも新平はほぼ毎日ルーティンの日課をこなし、
散歩をして、好きな建築を見学して、喫茶店で
ランチを食べ、コーヒーを飲み、帰りには
妻や息子たちにお土産を買ってくる。
こんな生活はお金がないと毎日は出来ない。
自分がしたいことができるのは幸せなのだ。
私もたまにランチを食べたりコーヒーを喫茶店で
飲んだり(友達と一緒だったり、一人だったり)
するけれど毎日それをやっていたら絶対破産する。
新平は会社も経営したこともあるし、バブルも
味わったこともあるし、アパートもやっているから
それなりにお金を持っているのだろう。
だから三男の雄三にもせびられるんだけど。

妻の英子が倒れた時、新平が何もせずに放置しておけって
というのはすごくわかる。私ももし80過ぎて倒れたら
老衰だと思って何もせずに亡くなるまで放置してほしい。
病院に行って管だらけでただ寝たきりになって意識も
ないのなら、生きている意味もないし、お金もかかる。
今の日本に安楽死がないのなら、無理に延命する必要はない。
医学が発達しすぎて、若い人を助けるのなら納得するが
ある程度の年齢の人はもう助けなくていいのではないかと思う。
色々な考え方があるとは思うけど。

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