「常識のない喫茶店」

常識とは何か

内容
小さな喫茶店で働いてる”わたし”。”わたし”の目線でお客、
マスター夫妻、同僚とのエピソード

感想
スーパーで買い物する時、喫茶店でコーヒーを飲む時など
お店にお金を払うということは客側もその物や接客に対して
納得して買っていると思っている。お店側もお客さんに対して
こちらの提示している価格で良いかとかこんなおまけがつきますだとか
相互理解して売り買いが成立している。
もっと簡単に言えば、売り買いは互いに納得して契約しているといえる。
例えば、客側からの目線だとあるスーパーの品物が高いから
他のスーパーへ行ってもいい。(客側の自由)
お店もお店の指示やルールを守らなければ売らないという選択もある(店の自由)
と私は思っている。だからいつ何度機でもお客様は神様ではない。
だからこの「常識のない喫茶店」と題名にあるが、本来は「常識がある喫茶店」
なのかもしれない。だってそこの喫茶店が嫌ならば、他のところに行けばいい話。

私も接客業経験者だから、この”私”のエピソードは共感の嵐だった。
変わっているお客もたくさんいたし、トラブルもあったし、同僚(他の部署だったが)
小さいけれど揉めたこともあるし、この本に載っていることは接客業あるあるだ。
でもこの”わたし”のように面と向かってお客に出禁って言えないなと思った。
自分が店長でもないし、そういう権限もない。おまけに小心者だから言えない。
”わたし”のように言えたらたぶんすっきりするだろう。

この本の喫茶店は実在する喫茶店なのだろうか。実在するのだったら行ってみたい。

この作者は、初め男性が書いているのかなと思ったが、違った。文章の雰囲気や
書き方が男っぽいと勘違いしてしまった。それに作者の「僕のマリ」は題名なのか
と思ったら作者の名前だった。どうして「僕のマリ」が名前なのか気になる。

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