「機龍警察 白骨街道」

機甲兵装??

内容
ジェストロン社の君島洋右が会社から機密を持ち出し、他国に売りつけようとした。
逮捕寸前のところで国外逃亡したため、国際指名手配をかけた。
その君島がミャンマーのㇻカイン州で逮捕され、君島を引き渡す言質を
取り付けたのだが、、、。

感想
本を読んでいると機甲兵装なるものがたびたび出てきて、これは
戦車かを想像していたのだが、どうもガンダムとかパトレイバーと
思ったのだが、どちらかというと戦隊ものの感じが近いのではないかと
感じた。

昔に機龍警察シリーズを読んだ覚えがあるのだが、どの本を読んだのか覚えて
いない。ただ、仁礼財務捜査官の”数字が何かを伝えようとしている”など、
仁礼財務捜査官の独特な数字との向き合い方が印象に残っている。

この小説でも民族浄化の話が出てきている。「越境刑事」でも民族浄化の
話が出てきて、まだこの令和の時代にそんなことを言っているのかと思っていたら、
まだまだ民族浄化の話が出てくるとは思わなかった。
だんだん民族浄化するのはなぜなのか疑問に思ってきた。ただ単なる宗教の
違いからなのか、それともまだその他にもなにかあるのか。国家がジェノサイドを
することが必要なことなのか。
日本は島国だし、多神教だからそんなことも起こらないと思っている。
(私が知らないだけで、日本でもそういうことが起こっているかもしれないが)
日本人の感覚では民族浄化が正義として成り立ってるのが理解できない。
大量虐殺をすることは戦争と同じだ。そこの国の人たちは戦争を
好んで(国家命令だからしょうがないのか)しているのだろうか。
子供も女も老人も民族浄化というだけで、殺されるとはありえない。
そう思うとやっぱり平和な日本に生まれてよかったと思う。

こんな平和な日本に防衛費を増やすなどもってのほかだ。
政府は北朝鮮などから攻撃を受けるという想定で防衛費を増やすのだろうか。
防衛しても限度がある。もし、ミサイルでも撃たれて、被害にあったら
政府はどういう対応をするのだろうと色々考えてしまう。
防衛と称して、戦争に発展してしまわないだろうか。
それだけは未来のことを考えると、不安になってしまう。
今も未来も人間同士が殺し合いをしない世界になってほしい。

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